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知っておきたい薬物の乱用・依存に関する基礎知識

目次

I.「喫煙・飲酒・薬物乱用に関する全国中学生意識・実態調査」の結果から

 わが国における最近の薬物乱用の概況については、後半の解説の部を参考にしていただくとして、ここでは中学生の薬物乱用の状況を見てみましょう。
 図表1は全国の中学生における喫煙・飲酒・薬物乱用の生涯経験率の推移状況を表しております。

全国中学生における喫煙・飲酒・薬物乱用の生涯経験率の推移

 紫色の棒グラフは<喫煙>をこれまでに一度でも経験したことを示す生涯経験率です。青色の棒グラフは<一人で飲酒>の生涯経験率です。紺色の折れ線グラフは<シンナー乱用>の生涯経験率の推移を示しております。2000年以降中学生における<喫煙>、<一人で飲酒>、<シンナー等有機溶剤の乱用>の生涯経験率は共に確実に減少傾向にあります。しかし、緑色折れ線グラフの<大麻乱用>の生涯経験率と赤色折れ線グラフの<覚せい剤乱用>の生涯経験率は2004年以後完全に重なり合っておりますが、共に横並びからわずかに減少傾向が窺える下げ止まりの状況です。加えて、2012年には、新規に≪脱法ドラッグの乱用≫が0.2%で登場しました。
 この≪喫煙・飲酒・薬物乱用に関する全国中学生意識・実態調査≫では、中学生による<喫煙>、<大人の居ないところでの飲酒>、あるいは<一人で飲酒>は有機溶剤、さらに強力な<大麻><覚せい剤>の乱用への入門薬になっている、すなわち踏み石を踏むようにドンドンと強力な薬物の乱用へと進行しやすくなるという「踏み石理論」が証明されております。


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