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家庭で知っておきたい 皮 膚 の 病 気

目次

2.じんましん

じんましんはありふれた疾患で、蚊に刺された時にみられるような、かゆみをともなう赤く盛り上がった皮疹が特徴です(図3)。そして多くは一日以内に跡 形もなく消えてしまいます。大きさは針の先ほどの小さいものから、全身の大部分を覆うほどの大きいものまでさまざまです。頻度としては、一生のうちに 15~20%の人が体験すると言われています。症状はかゆみが主で、たいしたことはないように思われていますが、時に命に関わることもあるので注意が必要 です。特に全身にでた場合や息苦しさを感じた場合は、血圧が低下したり、呼吸因難、さらには窒息をおこしたりすることが、まれにですがありますので、急い で病院に行ってください。

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図3


1) 原因

食物アレルギーが関係している場合は血液検査や、食物エキスを皮膚に反応させる検査で原因は 比較的簡単に突き止められます。しかし、それ以外の場合は原因を突き止めることは容易ではありません。一般に急性のじんましんの原因としては1.食物、 2.薬剤、3.感染症(風邪やのどのいたみなど)4.物理的刺激、5.運動・発汗などがあげられます。ただし、複数の条件がそろってはじめて症状がでる場 合もあるので、しばらくして同じ食物をとってもじんましんの見られないことがあります。また、一回の治療で良くなることも多く、ますます原因の同定は困難 となっています。


2) 治療

一般的には抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬が用いられます。軽症であれば飲み薬で十分です が、ひどい場合は注射が用いられます。さらに呼吸困難、血圧低下、意識消失などの全身的な症状が見られた場合は、点滴を行いながら、酸素吸入をし、気道を 広げる薬や、血圧を上昇させるような薬が投与されます。まれには窒息を防ぐため、気管内挿管が行われることもあります。


3) 日常生活上の注意
原因が明らかな場合は、今後はそれらの摂取や接触を控えることにつきます。痛み止めの内服、飲酒、風邪をひくことなどは、症状を出やすくする要因といわれていますので、それらにも注意が必要です。

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