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おかあさんが知っておきたい 子どもの病気(外科編)

目次

はじめに

小児外科について
皆さんは「小児外科」という言葉をどこかで聞かれたことがあるでしょう。でも「小児外科」という診療科がどんなことをしているのか、どんな病気を治療し ているのかについてはあまりご存じないかもしれません。小児外科施設はおとなの施設ほど多くなく、広島県でも専門で行っているところは6施設だけです。一 応15歳以下の子供の、手術を必要とする疾患が対象ということになっています。
「おとなの手術ならわかるけど、子供が手術なんて」と思われる方も少なくないかと思います。たしかに大人と違って悪性腫瘍、いわゆる小児がんは幸いなこ とに多くはないのですが、腫瘍以外の手術を必要とする病気は子供にも決して少なくありません。そのうちのいくつかは生命にかかわるような疾患で、緊急を130-1.gif要す るものもあります。特に生まれたばかりの赤ちゃんには一刻を争わないと致命的になるような病気がかなりあり、日本全国で1年間に3000人以上の新生児が 緊急手術を受け、救命されております。これらの病気の多くは数千人の出生に一人という頻度ですし、また最近では生まれる前に超音波検査などで診断されるこ とも多く、直接小児外科施設のある病院で治療されるため皆さんの目に触れることはめったにないと思いますが、この新生児外科が小児外科の大きな柱の一つで す。そのほか乳児や学童期を対象とした外科がありますが、それぞれ年齢の応じて疾患の種類も特色があると同時に臓器も、腹部から胸部、泌尿器科など多岐に わたっています。
この小冊子では、新生児外科は専門的すぎるため今回は省略し、乳児期から学童期までの子供を対象として、緊急を要する疾患や日常比較的よく遭遇する疾患 を中心にどんな病気があるのか、対処はどうすればいいのかなどについて一般の人向けに、ちょうど外来に来ていただいて説明を受けるような設定で分かりやす く解説するつもりです。何か困ったことがあったときに受診する前にこれを開いて見ていただけるときっと参考になると思います。


 

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