健康情報

ホントは身近な「血栓症」

 新型コロナウイルス感染症の合併症として注目され始めた「血栓症」。実は身近にも血栓症の危険はいっぱい。動脈に血栓(血の固まり)ができると脳梗塞や心筋梗塞などを、静脈に血栓ができると深部静脈血栓症や肺塞栓(そくせん)などを起こします。静脈血栓症が肺塞栓を引き起こすのが「エコノミークラス症候群」です。
 狭心症で抗血小板薬を、心房細動で抗凝固薬を飲むのは、血栓を防止するためです。新型コロナウイルス感染症では、足がしもやけのようになったり、脳梗塞や川崎病のような症状もみられたりしました。血栓の指標として、「Dダイマー」を測定します。血栓予防には、長時間の座位や高温環境を避け、適切な水分補給が大事で、リスクが高い人には血栓予防薬も有用です。

(広島県医師会・檜山 桂子) 2020年06月13日(土)


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