健康情報

ペットにかまれたら

 ペットブームにより、咬傷(こうしょう)が増えています。咬傷は8割が犬によるもので、次いで猫が多いと報告されています。
 動物にかまれると、その牙により鋭く深い傷ができ周囲の正常組織が挫滅します。
 口の中にはさまざまな菌(黄色ブドウ球菌や溶連菌、パスツレラ菌、カプノシトファガ菌など)がおり、容易に感染症を起こします。

 多くは脂肪組織までの感染症(蜂巣炎)ですが、壊死(えし)性筋膜炎、骨髄炎、敗血症性ショックなど重症化の可能性があり、適切な処置や抗生剤投与が必要です。
 狂犬病は近年、国内発生がなくなっていますが、予防接種の有無の確認が必要です。破傷風の予防も考える必要があります。
 よって、ペットにかまれたら医療機関に早めに受診してください。

(広島県医師会・藤井 康史) 2020年02月22日(土)


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