健康情報

破傷風という病気をご存じですか?

 破傷風菌は、土の中や動物のふんの中に生息し、傷口から体内に侵入、菌が作る毒素でけいれんなどが起き、集中治療室で治療をしても死に至ることもある恐ろしい病気です。
 小児期にワクチン(トキソイド)を接種しますが、定期接種化されたのは、1968(昭和43)年で、中高年以上の方は抗体を持っていない人が多いとされています。また、年月とともに抗体価は減っていき、10年ごとの追加接種(ブースター)が必要となります。
 現在の日本でも毎年100人前後が発症しており、決して過去の病気ではないのです。東日本大震災の時には、震災関連で10人ほどの方が破傷風を発症しました。
 全ての人がワクチン接種対象者ではありますが、特に、普段から土いじりをしている▽動物と接する機会が多い▽屋外での仕事に従事している▽災害ボランティアに参加している▽海外旅行に行く機会が多い―などに該当される方は、ワクチンを受けることを考えましょう。

(広島県医師会・平田教至) 2019年02月02日(土)


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