健康情報

今まさに旬な超急性期脳血栓回収療法

 脳卒中は発症すると、半数以上の患者が死亡するか、後遺症を残し、元通りの生活に戻れなくなります。その3分の2を占める脳梗塞のうち、特に重症である脳塞栓(そくせん)症は、太い血管が突然詰まるので「ノックアウト型」と呼ばれます。
 脳に血液を送る血管が閉塞(へいそく)し、脳細胞が壊死(えし)する前に、一刻も早く血流を再開させることが大切です。現在、血管の中にカテーテル(管)を通して、詰まった血栓を直接取り除く機械的血栓回収療法という治療法に注目が集まっています。
 この治療法が導入されて以降は、自立可能なまでに回復する患者の割合が約2倍になることが明らかとなりました。治療指針である脳卒中治療ガイドラインは通常の改定の時期ではないですが、この治療法を推奨グレードAとして強く勧めるようになりました。

(広島県医師会・西野繁樹) 2018年11月10日(土)


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