健康情報

肩挙上障害のいろいろ

 肩が上がらない挙上障害とともに痛みがあれば、四十肩、五十肩と昔はいわれたものです。今では「肩関節周囲炎」と診断され、関節への注射を受けたり、リハビリを受けたりすることが多くなっています。
 エックス線の撮影で何も現れないことがよくある一方、肩関節の骨に腫瘍が見つかった例もあります。肩関節の運動障害の原因が分かる場合もあります。
 似た病気に、肩を挙上する腱(けん)である「腱板」が損傷し、肩が上がらないことがあります。その場合には磁気共鳴画像装置(MRI)検査が有用です。このほか、頚椎(けいつい)の神経の障害にもかかわらず、知覚障害がなく、肩の挙上障害だけのタイプもあるため、頚椎の検査が必要になるケースもあります。
 肩関節周囲炎と診断され、治療が長引く場合には、他の原因を調べることも必要でしょう。

(広島県医師会・平松恵一) 2018年07月14日(土)


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