健康情報

ぎっくり腰にご用心

 突然腰に激しい痛みを引き起こす「ぎっくり腰」。多くの場合、安静にしておけば1ヵ月未満で自然に治ります。しかし一度経験すると再発しやすいので、その対策として肥満を防ぎ、適度な運動を続けることが必要です。
 臀部(でんぶ)や太ももの裏が痛い座骨神経痛は、ぎっくり腰とは分けて考える必要があります。高齢者では、骨粗しょう症に伴う脊柱圧迫骨折が高頻度にみられます。化膿(かのう)性脊椎炎やがんの骨転移といった重篤な疾患が隠れていることもあります。これら全ての診断には磁気共鳴画像装置(MRI)検査などが有用です。
 腰以外では、尿管結石、子宮内膜症、胆嚢(たんのう)炎、十二指腸潰瘍、大動脈解離などが原因となることがあります。痛みがなかなか治らない、安静時も激痛が続くといったときには、迷わずかかりつけ医に相談しましょう。

(広島県医師会・平尾 健) 2018年06月23日(土)


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