健康情報

高齢者と睡眠剤

 何年も毎晩、睡眠剤を服用している高齢者は少なくないようです。長期内服の副作用は高齢者でより起こりやすくなります。
 高齢になって体力が衰えると同時に睡眠にも変化が生じます。第1の変化は、年齢を重ねるごとに実際に眠れる時間は短くなります。後期高齢者になると睡眠時間は5時間でも十分になります。第2の変化は、睡眠が浅くなることです。睡眠脳波でも、深い睡眠が減って浅い睡眠が増えます。そのため何度も目が覚めてしまうようになります。
 若い頃のように8時間ぐっすり寝ないといけないという思いが強迫観念となって長時間寝床で過ごし、さらに睡眠剤に頼るようになります。睡眠の変化を理解して、少し遅く寝るか、寝床から出て朝の時間を有意義に使いましょう。

(広島県医師会・津田敏孝) 2018年06月09日(土)


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