健康情報

筋肉って大切

 みなさん、筋肉を鍛えていますか? 日本人の測定調査によると、筋肉量は部位、年齢にかかわらず男性が女性よりも多いのですが、加齢に伴う筋肉量の減少は男性の方が大きいことがわかっています。20歳代がピークで、その後は少しずつ減少し、80歳代では30歳代の頃の60%程度になります。とくに足の筋肉の減少が顕著です。
 いくつかの国際的な論文に、筋肉量は寿命に影響する、つまり筋肉量の多い人ほど長生きできるとの報告があります。
 65歳以上の男女約3万人を追跡した海外の調査では、歩行速度が速い人ほど生存率が高く、遅ければ生存率が低いことが示されています。具体的には、65歳時に秒速1.6メートルで歩行する人の平均寿命は男性が95歳以上、女性は105歳以上でした。秒速0.7メートルで歩行する人は男性が約80歳、女性は約85歳だったそうです。
 このようなデータには、筋肉が体を支え動かすだけでなく、エネルギーを貯蔵したり、血糖値の調整を行ったりする働きもあることが関係していると考えられます。普段から速歩きの習慣を付けて筋肉を維持し、健康で長生きできるよう心掛けましょう。

(広島県医師会・石田万里) 2018年03月24日(土)


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