健康情報

コレステロールをどこまで減らすか?

 昨年6月、日本動脈硬化学会から「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版」が発刊されました。以前から、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患の発症や再発を防ぐ目的で出されているのですが、その中にリスク区分別脂質管理目標値が示されています。これは性別や年齢、喫煙や高血圧、糖尿病の有無などで動脈硬化に対するリスクを層別化して、その人のコレステロールなどをどの程度にしたらよいかの目標を数値化したものです。
 特に悪玉と呼ばれるLDLコレステロールに関しては、冠動脈疾患の既往のある人の再発予防では、以前から100mg/dL未満という値が示されていましたが、今回、家族性高コレステロール血症や急性冠症候群(不安定狭心症、心筋梗塞)では、70mg/dL未満にすることを考慮するという記載が追加されました。なかなか厳しい値ですが、われわれも患者さんと一緒になって再発防止のために努力をしていく必要があります。

(広島県医師会・原 豊) 2018年01月06日(土)


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