健康情報

あなどれないカンピロバクター感染症

 カンピロバクターは食中毒を起こす細菌で、主には生や加熱が不十分な鶏肉が関係しており、わずかな細菌数でも食中毒を発症します。広島県での食中毒発生件数のうち、平成27年は60.9%、平成28年は50.0%がカンピロバクター食中毒でした。
 感染後2~5日して下痢、腹痛、発熱、嘔吐(おうと)などで発症し、1週間程度続きます。さらに運の悪い人は、ギラン・バレー症候群という神経の病気になり、急速に筋力が低下し、手足や顔面神経のまひが起こり、呼吸困難に陥ることもあります。
 約2割は歩行障害などの後遺症を残すこともあり、この病気の原因の約2~3割がカンピロバクター感染といわれています。予防としては、生の鶏肉は食べず、中まで十分加熱することがポイントです。

(広島県医師会・土屋隆宏) 2017年12月23日(土)


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