健康情報

高齢者の頭部打撲後の注意

 高齢になると転びやすくなってきます。転倒して頭部を打撲しても、受傷24時間以内に意識状態などが悪化しない場合、急性期はほとんど心配ありません。
 時に受傷後1、2カ月たって、頭痛やまひ、歩行障害が現れることがあります。頭部コンピューター断層撮影(CT)をすると、慢性硬膜下血腫が認められます。これは軽微な外傷でも起こります。特に認知障害が主な症状の場合は、認知症と判断されることもありますので注意が必要です。
 慢性硬膜下血腫は頭部CTですぐに診断可能で、侵襲の少ない手術でほとんどが治ります。周りの方がいつもと様子が違うなと感じたら、脳神経外科への受診を勧めてください。

(広島県医師会・隅田昌之) 2017年05月27日(土)


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