健康情報

下腹部のふくらみ、嵌頓にご注意

 ご入学やご就職を迎える季節になりました。子どもの時からある「足の付け根の膨らみ」を持ったまま新年度を迎える方がいらっしゃいます。膨らみの多くは鼠径(そけい)ヘルニア(脱腸)ですが、無症状なので放置している場合があります。膨らみが急に痛みだし嵌頓(かんとん)を起こして緊急的治療になったり、ご高齢の方で長い間放置したため持病が増えて治療のリスクが高くなったりすることがあります。いずれにしても、良性の病気であり、根本的な治療である手術のタイミングが難しい病気です。
 最近は腹部ヘルニアを専門的に扱う「ヘルニアセンター」を設置している病院があります。足の付け根のふくらみが心配な方は一度ご相談された後に、経過をみられることをお勧めします。

(広島県医師会 津村裕昭) 2017年03月18日(土)


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