健康情報

帯状疱疹(ほうしん)予防の"水痘ワクチン"接種の勧め

 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によって年間約60万人が発症し、50歳代以上の方が約7割を占めるとされています。このウイルスは、小児期にかかった水ぼうそうが治った後も体内の神経節に潜伏し、病気や過労、老化などで免疫力が低下した時に再活性化して帯状疱疹を引き起こします。また、発疹が消えた後も痛みだけが残る帯状疱疹後神経痛は治療が難しく、日常生活に大きな支障が出る場合もあるため帯状疱疹の予防が重要です。
 今年3月に水ぼうそうの予防接種に使用する"水痘ワクチン"の効能・効果に「50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防」が追加されました。臨床試験では、ワクチン接種により帯状疱疹の発症率が51.3%、帯状疱疹後神経痛の発症率が66.5%も減少したという結果も出ています。免疫機能に異常のある方や服用薬によっては接種できない場合もありますので、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。

(広島県医師会・土屋隆宏) 2016年12月24日(土)


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