健康情報

乳がん自己検診の勧め

 マンモグラフィー(乳房エックス線検査)は、触知しない腫瘤(しゅりゅう)や、乳がんに特有の微細石灰像の発見には優れていますが、乳腺の発達した閉経前の女性における診断能力は視触診、超音波より劣ります。しかし、超音波検査は費用が高く、人材も少ないため、乳がん検診としては、2年ごとの視触診併用のマンモグラフィー検診が行われています。
 これらの問題点を補うのが乳がんの自己検診です。鏡に向かい、両腕を上げた状態と下げた状態で、乳房の左右の大きさや形、乳首を観察して、ひきつれやへこみ、湿疹がないか、乳首を圧迫し分泌物がないか調べます。次に、あおむけで、肩の下に枕を入れ、片腕を頭の後方に上げます。反対の人さし指、中指、薬指の指の腹を用い、乳腺表面を滑らすように触ります。乳房にローションなどを塗り、動きを滑らかにするとより効果的です。

(広島県医師会・山根 基) 2016年12月17日(土)


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