健康情報

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)をご存じですか

 現在の日本では、2人に1人はがんになり、65歳以上の7人に1人が認知症といわれます。高齢化社会がますます進んでいく中で、誰もが住み慣れた家や地域で最後まで過ごしたいと思っていることでしょう。60年前の昭和30年ごろは8割以上の人が家で亡くなり、病院で亡くなる人は1割程度でしたが、現在はこの比率が正反対になっています。人は皆それぞれの人生観や思いに基づいて人生設計をしていますが、医療についても同じことが言えます。終末期を迎えたり認知症などで自分の考えを伝えられなくなったりしたときに備えて、あらかじめ自分が受けたい医療やケアについて、家族やかかりつけ医と話し合って共有することが心豊かに生きることにつながるでしょう。このような手順をアドバンス・ケア・プランニング(ACP)と呼びます。そろそろ自分の心づもりを始めてみてはいかがでしょうか。

(広島県医師会・小笠原英敬) 2016年11月12日(土)


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