健康情報

もうしばらくマダニにご用心

 秋の行楽シーズンとなりました。都会を離れ、キャンプや登山などでマダニに接触する機会が増えますので、感染症にいま一度注意が必要です。例年、広島県でも重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱の発生が報告されています。予防はできるだけマダニにかまれないようにすることが重要です。
 吸血された場合は、マダニをつまんで引っ張ると口がちぎれて皮内に残って化膿(かのう)するので、口がちぎれない方法で除去する必要があります。また、マダニをつぶしてしまうと、そのマダニがもし病原体を持っていた場合、感染症にかかってしまう恐れがあります。マダニはつぶさず慎重に除去する必要がありますので、医療機関で除去してもらいましょう。幸い症状がない場合は、医療機関への受診はすぐには不要です。
 マダニにかまれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱などの症状が認められた場合は診察を受けてください。受診時には、野山に行った日や草むらに行った日とともに、発症前の行動も伝えてください。困ったら地区の保健所に相談されるとよいでしょう。

(広島県医師会・牛尾 剛士) 2016年10月22日(土)


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