健康情報

蚊にご用心

 最近、蚊によって媒介される感染症がいろいろとマスコミに取り上げられています。都会では、蚊に刺される機会は激減していますが、最近では2014年夏に東京で70年ぶりにデング熱がはやっており、蚊が媒介する感染症は油断できない病気です。
 日本では、コガタアカイエカによって媒介される日本脳炎が有名ですが、海外では、同じ仲間のウエストナイル脳炎が世界の広い範囲で流行を繰り返しており、海外旅行をされるときも蚊に刺されないように用心する必要があります。
 デング熱と似たような症状を出すチクングニア熱も11年から感染症法に記載され、ヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介され、海外渡航者が発症した例が報告されています。最近有名になったジカ熱もヤブカによって媒介されますが、現在ブラジルで流行中であり、オリンピック観戦で現地を訪れる方は要注意です。とくに妊婦が感染すると、小頭症の赤ちゃんが生まれる可能性があるほか、性感染も報告されていますので、若い女性は特に注意が必要です。

(広島県医師会・吉田 良順) 2016年07月30日(土)


戻る