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素人いじりと倫理観

 40年以上前に"どっきりカメラ"という番組で、ターゲットになった芸人や素人の意図しないリアクションに腹を抱えて笑ったことがあった。先日これに似た番組で、あり得ない新商品にだまされる素人のリアクションに笑いをこらえていたが、途中から倫理観を試すような仕掛けとなり、何とも言えない気分になってチャンネルを変えた。素人いじりは、場合によっては司会者の軽妙さと相まって面白く感じることもあるが、倫理観や人格を試すことはいかがなものだろう。相手をだましたり、試したりして、疑心暗鬼に陥らせることで得るものが笑いであってよいのだろうか? いつの時代であっても、相手のことを思いやる心だけは大切にしたいものである。

(広島県医師会・平林直樹) 2016年06月25日(土)


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