健康情報

快適な便通は健康のバロメーター

 おなかの中には無数の腸内細菌がすんでいて消化や吸収を助けていますが、それらは腸の調子をいい方に整えてくれる善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)と、悪い方に持っていく悪玉菌(大腸菌、ウェルシュ菌など)に大別されます。これらがバランスよく存在するのが健康な状態で、善玉菌を増やすのは乳製品などの発酵食品や食物繊維です。食物繊維とはイモ、豆、キノコ、海藻などに多く含まれる繊維成分で、腸の中でよい便の材料にもなっています。ダイエットなどで食物繊維が極端に不足すると、便秘がちになり健康を害することになります。食生活の欧米化で日本人全体の食物繊維の摂取量は減少しており、大腸がんが増えている要因の一つとも考えられています。バランスのよい食事で快適な便通と大腸がんの予防を心掛けましょう。

(広島県医師会・佐々木 達) 2016年05月28日(土)


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