健康情報

花粉症とPM2.5の関係性とは

 「花粉症」とは、主にスギの花粉によるアレルギー症状を指し、2月初旬から4月下旬までがそのシーズンです。人口の5人に1人が花粉症になるとの統計データがあります。また、最近PM2.5という大気汚染物質が話題になっていますが、花粉症患者をさらに増加させているのではないかといわれています。大気汚染物質が気管支の奥に入り、炎症箇所に花粉などのアレルゲンが付くとサイトカインが出てリンパ球を産生し、IgE抗体がマスト細胞の表面に付着します。すると、そのマスト細胞からアレルギーを起こすヒスタミンや、ロイコトリエンという刺激物質が放出されます。ヒスタミンは、くしゃみや鼻水で花粉を体外へ追い出そうとし、かゆみを誘発する物質です。ロイコトリエンは、粘膜の血管や組織を膨張させるので鼻腔(びくう)を狭くし、鼻づまりとなり、眼には充血や浮腫が起こります。花粉症の症状がなくてもぜひマスクをしましょう。

(広島県医師会・小森 玲子) 2016年02月20日(土)


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