健康情報

糖尿病に夢の新薬?

 昨年発売された糖尿病の新薬「SGLT2阻害薬」は、体内のグルコース(糖)の一部を尿に排出させる、つまり糖を捨てることで血糖を降下させる薬です。結果的には、食事のカロリーカットと同じで、減量効果が期待されます。従来の薬と比べ大胆な発想の薬です。一方で副作用に注意が必要な面もあります。まだ発売後の期間が短いため、今後、問題点が出てくる可能性を心配する慎重な意見もみられます。そんな中、大規模な臨床試験で、この薬が体重、血圧、血糖値を下げ、心血管病と死亡率を有意に低下させたという夢のような結果が、国際的に権威がある医学誌に発表されて話題を呼んでいます。新薬の場合、後に評価が変わることもよくありますが、この薬が、今後評価を確立し、糖尿病の治療を進歩させることを期待しています。

(広島県医師会・小園 亮次) 2016年01月16日(土)


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