健康情報

マダニにご用心

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気をご存じでしょうか。広島県内でも、数年前から発症者の報告が相次いでいます。春から秋にかけて、畑仕事や山歩きをしているときに、マダニにかまれて、マダニに寄生していたSFTSウイルスが人の体内に侵入して増殖し、発熱や出血、意識障害などの重篤な症状を起こします。ワクチンや抗ウイルス剤はまだ開発されておらず、特効薬もありません。発症した場合の死亡率は25%以上とも言われています。従って、マダニにかまれないことが最善の予防策です。野山に出かける際は、肌の露出をできるだけ少なくするようにしましょう。もし、まだ皮膚の上で吸血中のマダニを見つけたら、自分で取り除かずに医療機関で除去してもらいましょう。

(広島県医師会・高蓋 寿朗) 2016年01月09日(土)


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