健康情報

たかが水虫、されど水虫

 水虫は皮膚がむけ、むずむずして、かゆいと思っている方も多いと思いますが、必ずしもそうではありません。足の指の間や足底の皮がむけ、水疱(すいほう)ができる典型的な場合はかゆいことが多いのですが、角質層が厚く、固くなるタイプを含めて、かゆみがないこともよくあります。逆に、かゆみや水疱があっても、異汗性湿疹や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)など別の病気のこともあります。爪が混濁・変色し、厚くなる爪水虫もあります。水虫は白癬(はくせん)菌というカビによる感染症で、治療しないと広がり、他の部位や他人にも伝染します。さらに指の間の小さな傷から細菌感染を起こし、広い範囲が痛く、赤く腫れることもあります。水虫の治療は抗真菌薬の外用、爪水虫では、さらに内服をすることがあります。自己診断して、市販の水虫治療薬を使うと、かぶれてひどくなることもあるので、専門の皮膚科医への受診をお勧めします。

(広島県医師会・岩崎泰政) 2015年10月10日(土)


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