健康情報

歯周病は早産の原因か

 妊娠中は、虫歯や歯周病にかかりやすくなることがよく知られています。理由として、つわりを含む食生活の変化、ホルモン環境の変化、免疫力の変化などが考えられています。そういう意味において歯科検診は必要ですが、口腔(こうくう)内の環境、虫歯、歯周病などが、妊娠に影響を与え、早産、低体重出生児が増えるという報告もあります。歯周病の原因菌が子宮に感染するという説や、炎症により産生される炎症物質が子宮収縮を起こすという説などがあります。これまで多数の報告がされていますが、必ずしも口腔内の環境と早産が関連するものばかりではありません。早産になるリスク因子が多くあるため断定できないだけかもしれません。ただ、いずれにしても、口腔内の健康保持を心掛けることはよいことです。妊娠を機に歯科検診を受け、セルフケアを意識するようにしましょう。

(広島県医師会・野間 純) 2015年08月08日(土)


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