健康情報

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の感染に注意を

 先日、広島県全体に3年ぶりとなる感染警報が発表されました。大まかにいって、細菌は顕微鏡で見たときの形によって、球菌と桿菌(かんきん)に分けられ、球菌は昔から化膿(かのう)を起こす細菌として有名です。その代表は、球菌がブドウの房のように群がって見えるブドウ球菌と、菌が一列に連なって鎖のように見える連鎖球菌(球)であり、この連鎖球菌の中に溶血性連鎖球菌という仲間がいます。この菌は血液を混ぜて培養したときに赤血球を壊して溶血を起こすので「溶血性」と呼ばれています。この菌は咽喉で繁殖して咽頭炎や伝染性膿痂疹(のうかしん)、蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こします。猩紅熱(しょうこうねつ)の原因でも有名です。また、最近では劇症型の連鎖球菌性毒素性ショック症候群が問題になっています。

(広島県医師会・吉田良順) 2015年06月06日(土)


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