健康情報

サルコぺニア

 高齢化が急速に進展する中、サルコぺニアという言葉が気になっています。筋肉量のほか、握力などで測定される筋力、歩行速度などの身体機能の三つが低下しているかどうかで判断されます。特に高齢者への影響が大きいため、移動能力の低下や身体障害、高額な医療費、死亡率の観点から注目されています。欧州で策定された診断方法の中では、最初にふるい分ける条件として65歳以上、歩行速度が秒速0.8メートル以下となっており、その数字にびっくりしました。先日ビルのガラスに映った自分の歩く姿を見て、歩幅が狭くなったと感じたばかりだったからです。失った歩幅と回転数にこだわって必死に歩く中年男性を見かけたら"頑張っているネ"と感じてもらえるでしょうか。

(広島県医師会・平林直樹) 2015年05月23日(土)


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