「パンケーキ症候群」をご存じですか?
開封済みのお好み焼き粉やホットケーキのもとに混入したダニが袋の中で増殖することがよくあります。
アレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくなど、ダニに対するアレルギー症状がある人は注意が必要です。この状態の粉を調理して口にすると、じんましんや呼吸困難などのアナフィラキシーを起こすことがあり、「パンケーキ症候群」と呼ばれています。
特に、お好み焼き粉は海産物のエキスやアミノ酸などを含んでいるため、ダニが増えやすい環境にあります。
ダニは約40日で成虫になって産卵し、1カ月も経つと爆発的に増えています。増殖を防ぐため、開封後は密閉状態で冷蔵庫に保管し、粉類は1カ月以内に使い切りましょう。
(広島県医師会・生田隆穂) 2014年05月30日(金)