禁煙コーナー

禁煙に関するコラム

国会の受動喫煙防止の動き(2)...

広島市立安佐市民病院
名誉院長 岩森 茂

引き続き浜本議員の質疑内容と5月13日衆議院外務委員会の質疑を紹介していく。
Q...国会における受動喫煙対策の予算は?
A...平成23年度喫煙ブース費用500万円、空気清浄器保守200万円、平成22年度は500万円あまり計上している。
Q...この金は国会職員の受動喫煙防止教育に使った方がよい。裁判所の受動喫煙防止対策は?
林最高裁長官代理...8割の施設が全面禁煙、東京高裁、地裁庁舎の空気清浄器設置に約440万円、喫煙室の空気環境測定に38万円支出。
Q...全面禁煙を考えるべき。宮内庁に伺いたい。宮殿の待合室でもくもくと煙が出ていた。宮殿の煙害は心が痛む。宮内庁の考えは?
風岡政府参考人...待合室では平成22年5月から灰皿撤去、申し出があったら提供していた。今後は禁煙に協力していただくようお願いする。
Q...内閣府は青少年喫煙防止のためにどのような取り組みをしているのか?また、禁煙治療に保険が適用されている。しかし青少年には適用しにくい。
村本政府参考人...未成年の喫煙防止対策(販売時の年齢確認、法令違反の事案の捜査とか適正な処分)を入れている。政府全体として各省協力してやっていきたい。保険適用も同様。
Q...防衛省にも来てもらっているが、政府専用機の中で喫煙可能と聞いている。航空機は禁煙が常識だが(以下、5月13日衆議院外務委員会でFCTC関係の質問を行った際の内容)、政府専用機ではたばこを吸うことができるという、まさに受動喫煙が航空機の中で起こっている。自衛隊の人々が灰皿を替えたり、お茶を出したりするとしたら受動喫煙が大変だ。政府はFCTCに加入しておきながら、専用機で喫煙は許されるのか?
桜井政府参考人...会議室区画では排煙設備を設け、分煙できるようになっている。
Q...いずれにしろ、自衛官の受動喫煙害だ。外務大臣として取り上げていただきたい。
Q...受動喫煙に対する厚生労働省の認識・対策をお尋ねしたい。
外山政府参考人...受動喫煙害は科学的に明らかであり、健康増進法で公共施設の管理者に受動喫煙防止措置を講ずるよう努めるべきと明記され、これに基づき対策を講じている。また、FCTCのガイドラインに基づき受動喫煙防止対策のあり方検討会の結果から、公共の場において全面禁煙であるべき旨を示し、その強化を図っている。また、職場での全面禁煙などを事業者に義務付けるべきとの建議をいただいており、労働安全衛生法の改正を検討している。
Q...外務省ホームページにはFCTCのガイドラインが載っていない。日本禁煙学会のFCTCポケットブックは外務省への厳しい批判が載っているが?
松本国務大臣...FCTCを着実に実施することが重要と認識しており、たばこ生産国、消費国としての立場から国際的な取り組みを促進していきたい。
......以外に浜本議員から放射線の発がんリスクより以上にたばこ発がんリスクの高いことなどの事実、さらに議員食堂の禁煙問題が指摘されたが、字数の都合上割愛した。残念だ!!
*3月15日号(第2149号)より、浜本をQ、鬼塚をAとした。

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