禁煙コーナー

禁煙に関するコラム

小宮山厚労相に期待すること...

広島市立安佐市民病院
名誉院長 岩森 茂

 平成23年11月9日、野田内閣に女性の厚労相として抜擢された氏は1948年生まれの62歳で、民主党より参議院全国区に立候補当選、1期をつとめた後、東京都より衆院補選に立候補当選し、現在4期目となるいわば、党中堅代議士に位置する人である。
 氏はひまわりが好きで、その選ぶ洋服もイエローがメインカラーとなっていることは知る人ぞ知るところである。私は民主党嫌いな方であるが、氏は好きである。その理由は、まずは清潔な才媛であること、経歴はNHKのニュースキャスターを経て論説委員をつとめていたこともあり、当選後は積極的に禁煙活動に取り組んでおり、日本禁煙医師連盟の鹿児島学術集会が開かれた時(約10年前と記憶するが)、特別講演を担当されたのが氏であった。その時初めてお目にかかり、名刺交換もしており、以後、民主党より挨拶状が当分届いた記憶がある。私の、特に記憶に新しいのは氏が国会で超党派の禁煙議員連盟の設立に奔走されたことで、事務局長として活躍されていたことである。広島出身の石井みどり議員も当然のことながら同志として参画され、副局長をしておられるはずである。以後は禁煙運動の同志として氏の活動を応援している者の一人であるが、就任後の会見で、たばこ増税問題が大きく取り上げられた。私個人としては胸のすく思いがしたが、その風当たりはきつく、多くのメディアも「思いつき発言」と論評していたが、氏が以前より抱いていた貴重な発言であり、人権を守るべき国会議員がたばこ煙による人権侵害にそっぽを向くのはおかしいという氏の考え方こそ説得力がある。当然、税調で審議することであるが、年度毎の税制改正で継続的に上げていくべきだと述べておられる。
 一方、JTロビーストの議員の数も多く、反論の多いことは聞き及んでいるが、氏のひたむきな国民の健康を思う姿勢にはおおいに拍手を送りたい。また、氏にはたばこ事業法廃止の夢もあるが、この法律ほど時代に合わないものはないものの、JTにとってはいまだに錦の御旗であろう。しかしFCTC(たばこ税制枠組み条約)を批准している国としては、この法律の存在は世界に向けては速やかに抹消してもらいたい恥ずかしいものであり、厚労相としての小宮山洋子女史の成し遂げなければならない大仕事だと思っている。
 頑張れ厚労相!!

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